思えば遠くへ来たもんだ

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雑な本の紹介 ー初心者におすすめな推理小説5選ー

たびたび推理小説の話がぶちこまれるこのブログ。

というのも、僕が推理小説をそれなりに読んでいるからです。

というわけで、今回は今まで読んできた推理小説の中で、「初心者だったらこれがいいんじゃね?」と主観評価で、おすすめを5つ挙げてみます。

 

ただ、推理小説の紹介には重大な欠点があるのです。

それは、

下手に内容を紹介するとネタバレになる

 

例えば、「これは最後の最後にどんでん返しが!」と紹介するとしましょう。

ただ、この手の手法というのは叙述トリックと言われていて、僕が今までその手の推理小説を読んで、叙述トリックの定義とは

「最後まで読んで、初めて今までの思っていたストーリーがひっくり返る」

と自分では思っています。

ここでミソなのは、読者が「この小説は今までの話の流れが思っていたことと違う」と気づかないのが叙述トリックの面白さなのです。

なので「これ、最後にどんでん返しが!」と紹介すると、その時点でその小説の魅力の半分、いや9割がた失われると言っても過言ではないでしょう。

というわけで、推理小説の殆どは紹介すると

「おもしろいよ!最後まで読んで!」

に集約されます。

 

というわけで、そのような雑な紹介、僕にとってはもってこいなので、

そんな感じで紹介します。

手抜きです。

 

 

 

星降り山荘の殺人 著者:倉知淳

 

新装版 星降り山荘の殺人 (講談社文庫)

新装版 星降り山荘の殺人 (講談社文庫)

 

 

一発目はこれ。

まあ推理小説定番の「吹雪の山荘に閉じ込められれる」クローズドサークルものですね。

何がいいのか?

おもしろい。

終わり。

 

と、言うわけにもいかないので「初心者におすすめな理由」として挙げるならば

・まず推理小説の定番であるクローズドサークルであり、設定が思い浮かびやすい。

・キャラクターも一癖も二癖もあるキャラクターばかりで、読みやすい。

・単純な犯人当てに集中できる、シンプルさ

そして何より

場面毎の最初に、ヒントや要約が入る

例えば、最初のページには

「まず本編の主人公が登場する

主人公は語り手でありいわばワトソン役

つまり全ての情報を読者と共有する立場であり

事件の犯人では有り得ない」

というわけで、主人公は犯人という、たまにある推理小説のトリックを最初から除外してくれる優しさ。

飽くまでも「フェア」にということで、読者は純粋に推理を楽しめる。

まさに初心者にはうってつけの一冊です。

主人公が犯人を当てるまで、「要約」がはいるので、読んでて推理する前に犯人当てられたということもありません。

 

 

オリエント急行の殺人 著者:アガサクリスティ

 

オリエント急行の殺人 (創元推理文庫)

オリエント急行の殺人 (創元推理文庫)

 

 

洋書の推理小説といえば、アガサクリスティかエラリー・クイーンですかね。(エドガー・アラン・ポーは有名すぎるのでスルー)

というわけで、僕が好きなアガサクリスティの1冊を紹介します。

 

 何がおもしれーの?

・古典推理小説、独特の雰囲気。

・電車を使ったトリックという、最近は少ない舞台設定

エルキュール・ポアロという推理小説界で有名なキャラクターの魅力

アガサ・クリスティといえば、ミス・マープルシリーズとこのエルキュール・ポワロシリーズで有名です。

探偵達のキャラクター性もまた、魅力である。

・最後まで、読めばわかる

 

というわけで、「面白いよ!よんで」としか言えない小説の一つです。

古典小説を楽しむならば、オリエント急行は外せない。

ちなみに僕が好きなのは「ABC殺人事件」だったりします。

このトリックもまた面白い。

 

ABC殺人事件 (創元推理文庫)

ABC殺人事件 (創元推理文庫)

 

 

でもまずは、有名なオリエント急行を読むといいでしょう。恐らく本屋でも手に入りやすい一冊です。

ちなみに、どうしてもシリーズ最初から追いたい人は「スタイルズ荘の怪事件」を読むといいでしょう。

スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

スタイルズ荘の怪事件 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)

 

 

 

十角館の殺人 著者:綾辻行人

 

十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

十角館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

 

 

もはや、語ることのない有名な一冊。

「Another」で有名な綾辻行人のデビュー作です。

 

 てめー!何が面白いか言えよ!

・言えない

・言えない

・言ったらネタバレ

・一応、孤島ものと呼ばれる、星降り山荘の殺人同様のクローズドサークル

・孤島でミステリーサークル研の学生が集まって、わちゃわちゃするのと、

本土でその孤島の建物に纏わる不可解な出来事のお話

・というか読めとしか。

・あの一文は痺れる!!!

 

というわけで、殆どの人が語っているので、僕は敢えて紹介だけで済まします。

因みに、これもシリーズ化されています。

なので、まずはこれを読んでから、次々と進めて行くのがいいでしょう。

因みに、この十角館の殺人は「館シリーズ」と呼ばれています。

僕が好きなのは4番目の「人形館の殺人」だったりします。

 

人形館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

人形館の殺人 <新装改訂版> (講談社文庫)

 

 

まさにシリーズを読んできた人たちのための1冊。

(賛否両論あるそうだが)

どことなく、他の推理小説のオマージュを感じる内容でもあります。

後は、単発物で「霧超邸殺人事件」もおすすめ。

 

霧越邸殺人事件 (新潮文庫)

霧越邸殺人事件 (新潮文庫)

 

 

新本格化の推理小説といえば、この人とも言われるぐらいなので、読んでおいて損はないです。

 

 

 

 

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い 著者:西尾維新

 

 

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)

クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い (講談社文庫)

 

 

本書が出て十数年後に、OVAでアニメ化した作品。

物語シリーズで有名な西尾維新のデビュー作ですね。

戯言シリーズと呼ばれる作品の最初の1作目。

ちなみに、僕はこれしか読んだことないです。(途中から推理関係なくなるからなぁ)

 

メフィスト賞の受賞作ということもあって、ちゃんとした推理小説です。

なので、西尾維新らしさは抑え気味なのかもしれません。

 

 

 

ナニガオモシロイノ?

・独特の舞台設定やキャラクター、更には西尾維新の言葉遊びがある

・事件はシンプル、孤島もの

西尾維新らしく、最後まで気の抜けないストーリー運び

 

ぐらいですかね。多分、今までの中で読みやすさも漫画的なところがあって、良いと思います。

推理小説って何か手出しにくいって方にはおすすめかも知れません。

後、OVAも出たのでそっちでもいいかも。

 

 

出来は・・・知らない。見てないので。

誰か教えて

 

ちなみに、僕は西尾維新といえば「ニンギョウがニンギョウ」。

これはまさに、西尾維新らしさが含まれまくっている作品です。因みに推理小説ではない。

 

ニンギョウがニンギョウ (講談社ノベルス)

ニンギョウがニンギョウ (講談社ノベルス)

 

ニンギョウがニンギョウは初心者にはオススメできないです。

 

 

 

 

イニシエーション・ラブ 著者:乾くるみ

 

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

イニシエーション・ラブ (文春文庫)

 

 定番。

推理小説でもない。

だけど敢えて紹介。

 

何が面白いの?

・普通の小説です。

・恋愛の良さと切なさを書いてます。

・ただそれだけです。

・世代によっては懐かしいかも。

・読みやすいです

・頭を使う必要はありません

・最後まで読め!!

 

まあ、乾くるみを知っていれば、これがどういう小説なのかは分かるでしょう。

ちなみに僕が好きな乾くるみの小説は「匣の中」です。

これはある本のオマージュ作品ですが、その作品を知っていると面白い。

これも初心者向けではないです。

 

匣の中 (講談社文庫)

匣の中 (講談社文庫)

 

 

 

おまけ

なげえのよんでられん。死ね!

とか言う人には、これがおすすめです。

 

 

六枚のとんかつ 改訂新版 (講談社ノベルス)

六枚のとんかつ 改訂新版 (講談社ノベルス)

 

 

 

バカミスと呼ばれるジャンル。まさにバカなミステリー作品。

ちなみにショートショート集なので、一つのお話を十分足らずで読めちゃいます。

ただジョークが通じない人には、嫌いな作品かもしれません。

(ちなみに某小説家が「ゴミ」と称した作品、ただしメフィスト賞を取るなど、一応認められている作品.)

 

というわけで、紹介してきました。

推理小説、まだまだオススメはあります。

が、はじめての方は、これを参考にして(なるか知らんが)推理小説の世界に入るといいかもです。

以上です。トイレに行きたいのでこれで終わり。

これ以上、こんなところにいてたまるか!俺は抜けるからな!

推理小説定番のフラグ建てをして閉幕)